気づかれにくいタイプの子どももいる
乳幼児期から幼児期にかけて、〇歳児健診がありますよね。
発達についても、そこで分かりやすく指摘される子もいれば、
他人からは気づかれにくく、こちらから説明しないと分かってもらえないタイプの子もいます。
うちの子は、まさに後者でした。
癇癪を起こしていない時は、ごく普通。
私が一緒にいない保育園では、
- 集団行動もある程度できる
- 他人を傷つけるような行動もしない
- 友達関係のトラブルも少ない
だから、先生に相談しても
「保育園では普通ですよ」
と言われることがほとんどでした。
〇歳児健診でも
「気になるなら心理士さんと話しますか?」
という程度。
私の前でだけ、まるで別人だった
でも、私と一緒だと全然違いました。
少しでも気に入らないことがあると、
- 癇癪を起こす
- 髪を引っ張る
- 叩く・蹴る
- 逃げ回る
- 物を投げる
正直、とてもひどかったです。
それを実際に見た保育園の先生は
「まるで別人でびっくりしました」
と驚いていました。
保育園では、
- 友達に優しい
- 言葉遣いも悪くない
- 怒られても癇癪を起こさず謝る
ただ、その時は泣くそうです。
後から分かったことですが、
ASDが根底にあり、極度の不安症だったことが原因でした。
だから、
一番安心できるはずの私の前で、
不安が一気に噴き出してしまっていたんだと思います。
小学1年生、通常学級か特別支援学級か
そんな子が1年生になる時、
通常学級にするか、特別支援学級にするか
本当に悩みました。
いろんな機関に相談し、
知能検査も受けました。
家族に相談すると、
「IQは平均的だし、成長すれば落ち着くと思う。
とりあえず通常学級でいいんじゃない?
個性だよ」
と最初は言われた。
専門家が勧めた理由は「本人が困らないため」
一方で、専門家たちは
特別支援学級を強く勧めました。
理由はとてもシンプルで、
周りが困らないためではなく
本人が困らないため
息子は、
- 説明を集中して聞くのが苦手
- 耳で聞いたことを理解するのが苦手
- 極度の不安症で、先生に質問するのが怖い
- 他人の評価が怖くて、人前では得意なこと以外できない
という特性がありました。
「通常学級で誰かに迷惑かける?」
と考えていた私にとって、
視点がまるで違ったのを覚えています。
特別支援学級は、昔と違う
最近は、
- 情緒障害
- 知的障害
で分かれている特別支援学級も多く、
特別支援学級は進化していると感じました。
また、
- 通常学級でつまずいたから移る
のではなく - 最初は特別支援学級でしっかり学び、
本人のタイミングで通常学級へ移る
という考え方も増えているそうです。
通常学級から特別支援学級へ移ると、
本人がネガティブに感じてしまうことがあるから、
最初から環境を整える、という考え方です。
実際に選択してみて思ったこと
結論から言うと、
我が家は特別支援学級を選んで本当によかったと思っています。
- 気軽に先生に質問できる
- 困っていそうな時は、先生がさりげなくアシスト
- 少人数だから緊張しすぎない
- 授業に置いていかれない
先生が全員をしっかり見てくれています。
宿題も一人ひとり違っていて、
- Aさん:漢字を書く
- Bさん:読むだけ
- Cさん:ひらがなをなぞる
など、その子に合った出し方をしてくれます。
自立に向けた授業と、安心できる環境
自立に向けた特別な授業もあり、
社会性も少しずつ身についてきました。
先生とは毎日連絡帳でやり取りするので、
ちょっとした変化も分かります。
本人も、
毎日とても楽しそうに通っています。
実は、1年生では支援学級の方が進みが早いこともある
正直な話、
1年生はみんな初めてのことだらけ。
通常学級で
先生1人が30人に
「はい、筆箱から鉛筆出してね」
とやるだけでも時間がかかります。
息子の学級は7人。
全員が前列で座っているので、
確認もすぐ終わります。
また、IQが高い子も多く、
特定分野では大人顔負けの知識を持っている子もいて、
話を聞いていて面白いです。
「いつか大物になるのかな」
なんて思ったりしています。
偏見かもしれないけれど、伝えたいこと
これは偏見や語弊があるかもしれませんが、
特別支援学級には、子どもとしっかり向き合っている親が多いと感じます。
軽い情緒障害なら、通常学級に通える子もいます。
実際、もっと周りが困っているように見える子が通常学級にいることもあります。
でもそれって、
その子本人が困っているのでは?
と思ってしまいます。
きっと何か理由があって、誰かに迷惑をかけたくてしている行動ではないはずだから。
特別支援学級は「ダメな子が行く場所」じゃない
私はこの選択をするまでに、
- 勉強をして
- 病院や専門家に相談して
- 息子と向き合って
たくさん考えました。
だから、これだけは断言できます。
特別支援学級は、ダメな子が行く場所ではありません。
もし今、
同じように悩んでいる人がいたら、
その偏見だけは捨ててほしいと思います。

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